TKP、日本リージャスホールディングスの全株式取得(子会社化)完了、事業統合シナジー最大化へ本格始動

株式会社ティーケーピー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:河野貴輝、以下TKP)は、2019年4月15日付「日本リージャスホールディングス株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」にて公表したとおり、当社の特別目的会社である株式会社TKPSPV-9号を通じてIWGの完全子会社であるRegus Group Limited(以下、Regus社)が保有する日本リージャスホールディングス株式会社(以下、日本リージャス社)の発行済株式の全てを取得し、子会社化する手続きを完了した。

本件手続きの件について

TKPSPV-9号とRegus社は2019年4月15日に日本リージャス社の株式売買契約を締結し、2019年5月31日付で発行済株式の全てを取得した。これに伴い日本リージャス社は当社連結子会社となった。

 両社リソースの融合をスタート

1.共同仕入れ・共同開発について

TKPと日本リージャス社の規模は、TKP約250拠点(約11万4千坪)、日本リージャス社約150拠点(約3万坪)をあわせ、約400拠点(約14万4千坪)(2019年4月末現在)で、本買収において「10年で1,500拠点」の目標を掲げている。当初1年を目処に約80拠点(約2万1千坪)の共同開発に着手する予定だ。

2.共同販売・共同運営について

販売(営業)部門では、両社の既存大口法人顧客およびコールセンター経由の新規顧客の相互送客・相互販売により集客力を強化し、日本リージャス社のサービスとTKPの付帯サービス(料飲、オプション、宿泊等)のクロスセルを開始する。また、オペレーション部門では共同での受付や施設管理等で顧客利便性の向上を図る。加えて、両社の本社機能であるマーケティング部門などの間接・管理部門においても統合によるコスト削減と組織の効率化を進めていく。

3.「SPACES」の全国展開

日本リージャス社は、高品質な「リージャス」ブランドのビジネスセンター(98拠点)やコンパクトな「オープンオフィス」ブランドのビジネスセンター(47拠点)を日本全国で運営しています。また2016年に立ち上げた、プロフェッショナルな人材や成長企業が新しい発想を生み出すためのビジネススペース「SPACES」は、現在国内では東京・名古屋・博多の3拠点にて展開している。本買収により共同出店やTKP既存施設の転換を含め、特に「SPACES」の共同開発のスピードを加速し、全国展開を図っていく。

今後について

本買収は、TKPが進めるフレキシブルオフィス事業における成長戦略の一環となるもので、事業ドメインの拡大と事業基盤の強化を図るものだ。2030年までに全世界のオフィスの30%はフレキシブルオフィス化すると推測されており、近年、日本国内でも働き方改革、多様化を背景にフレキシブルオフィス市場が急速に拡大している。

時間貸し会議室、イベントホールの国内最大手であるTKP(国内外257施設2,147室160,987席、2019年4月末現在) に、レンタルオフィスの国内最大手である日本リージャス社(国内約37都市、142拠点※、2019年4月現在 ※オープンが決定している拠点数は全国37都市、148拠点)が加わることで、時間貸しから短中期のレンタル、サブスクリプション契約まで、 国内全域で細分化されたビジネス需要に対し、高い利便性と最適化されたサービスが実現する。

今後、リージャスとの共同出店や、TKP既存施設の転換による拠点ネットワークの拡大と、両社のリソースの融合による顧客サービスの向上ならびに拡充を図ることで、様々なビジネスシーンにおいて快適なオフィス環境を実現し、いつでも、どこでも、あらゆる都市で」をキーワードに日本のフレキシブルオフィス市場拡大を目指す。

関連リンク
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000024137.html