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【後編】中国へコワーキングスペース探しに行ったら〇〇だった件

先週投稿した「【前編】中国へコワーキングスペース探しに行ったら〇〇だった件」の後編です。今回はちゃんとコワーキングスペースに行った話があります!衝撃の結果かも!?

前編の方は下記のリンクからご覧ください。

3日目:深セン大学見学など

3日目は、深センで貿易会社をされている中国の方に車で案内をしてもらいました。海外に来て、車で移動できるのは凄く快適です。前編では、移動が地下鉄を使っていたので、結構歩き疲れました。3日目は、土曜日だったので朝の通勤ラッシュの時間でも特に渋滞することなくスムーズでした。深センは平日は渋滞がすごいらしいです。

貿易会社訪問

アテンドしてくれた中国人のG氏は、今回一緒に行った仲間の知り合いで日本で仕事されていたこともあり、日本語がペラペラです。朝から車で移動し、G氏が運営している貿易会社のオフィスを訪問した。

そこで、お茶を飲みながら深センの概況などを教えてくれた。深センでは、お茶を飲む習慣があるようで、お茶を飲むことができる専用テーブルが家庭やオフィスでもあるそうです。

お茶を飲むためのテーブル

このテーブルは、中央に穴が空いておりお茶をなみなみ注ぐので、下に注いだ水が落ちます。テーブルの下には、バケツがありそこで受け止める仕組みになっています。会議もお茶を飲みながらするようですね。

●深センの概況

人口:1200万人
面積:2,000km²
GDP:2500億元
歴史:1979年以前は、漁村だったが1980年国家改革開放制作に応じて体外窓口として、深セン経済特区と称された。国家の特別な優遇政策を享受し、香港にも隣接しているため、多くの外資や先進技術を取り込むことができた。

テンセント、ファーウェイ、Baiduなどもオフィスを構えています。
2000社以上の日系企業が会社を設立している。日本人が生活しやすい環境が整っている。
○創業環境
・外国人の所得税減税(前海自貿区に登記する企業のみ)
・小規模企業の免税政策
・外資企業の設立や抹消登記が容易
・ハイテク企業の所得税減税
・ハイテク企業や国際人材等に対する政府補助金が多い
・人件費の上昇(2010年の平均月給約500元、2018年の平均月給約約1000元)
・経営環境がよく、収入が高いため人材が集まっている

これを聞いて、深センで働くしかない!って思いましたね(笑)

たぶん、政策の効果がかなり大きいのだろうな。人・金が集まっていて良い経済循環ができているのだと思います。

東京は、人口が927.3万 (2015年)で、面積が2,188 km²なので深センのほうが人口密度は高いですね。タワーマンションが日本の比じゃないくらい立っています。

深セン大学

G氏の貿易会社を出たあとは、近くの深セン大学を案内してもらいました。かなり大きな敷地です。中には、競技場、公園・池、寮、図書館などたくさんの施設があります。敷地内を見て周っていたのですが、3kmほど歩いていたので本当に広いです。国際色豊かで欧米の外国人留学生も見かけました。

shenzhen university
深セン大学内の池
競技場

前海蛇口区

外資企業が登記すると所得税減税を受けれられるいう地区を案内してもらいました。ここは、特に何かあるわけではなく、車で通り過ぎるだけでしたが、ほとんど更地でした。銀行の建物が少しあるくらいで、これから発展していくんだろうなという雰囲気です。何年か経ったら行ってみたい。

ちなみに月に5000社程度の会社が登記をしているらしいです。やっぱ、中国は凄まじい勢い。

電気街

最後に電気街の方へ移動しました。

電気街のビルの中は個人ブースで埋め尽くされている

一度上海に行ったことがありますが、その時に訪れた電気街とよく似た雰囲気でした。大きなビルに個人商店が所狭しと並んでいます。電子部品が集まっているビルや、コンシューマ向けの電化製品が集まっているビルに入りました。日本のような電化製品の小売店、例えばヨドバシやビックカメラのようなお店は見つかりませんでした。個人商店なので、店番しながら赤ちゃんをみていたり、小さな子供が遊んでいたりしてカオスな雰囲気を感じました。

4日目:コワーキングスペース視察

4日目は、帰国の便まで、それそれのメンバーが自由時間で好きなところに行く予定になっていました。自分は気になっていたコワーキングスペースを探しに一人で出かけました。

はい。すみません。肝心のコワーキングスペース視察は失敗しました。

事前に調べていたサイトは、Coworkerというサイトでお店のページはこちらです。Simplyworkという系列でいくつか店舗がある中国系チェーン店のようなので、現地のコワーキングスペースがどのような運営をしているのか調べるには良さそうだということで、決めました。

まず、事前に調べていたコワーキングスペースの地図は間違っており、だいぶ迷いました。そして、たどり着いたと思いきや、潰れてました。(涙)

入り口の看板が外されていて、ガラスの窓から中を除くと工事しているようでした。

学びとしては、GoogleMapは中国では役に立たないということ。iPhoneのMapアプリで住所を改めて調べ直したら、別の地点を指していたので、いくつかのMapアプリで下調べしておいたほうが良いですね。

近くに合った同じ系列のところにも訪問してみましたが、受付は人が不在で入れませんでした。日曜日だったので、訪問した日も良くなかったかもしれません。中国の深センで爆速で経済成長しているから、日曜日でもガンガン働いているんだろうな!という期待をいい感じで裏切られました。コワーキングスペースがあまり流行ってないのか、普通に日曜日だから人が少ないのか、よくわからなかったですが、ちゃんとした下調べ大事ということで学びになりました。

空港への帰り道で迷う

目当てのコワーキングスペースが潰れていくことを確認して、傷心のまま空港へ向かいました。行きがハイヤーできたのですが、帰りは地下鉄で空港へ向かいました。

ちゃんと調べてなかったのが悪いのですが、完全に勘違いして降りる駅を間違いました。深圳地下鉄1号線の終点である機場東駅で降りました。

廃墟となった旧ターミナル

深センの空港って、こんなに人がおらずに寂れてるものだったかなー、と呑気に歩いていけど、空港に入る場所ない。というか、閉鎖されているし、人っ子一人いないから多分違う。ということで、Wechatで一緒に旅している仲間に連絡。

間違っていた。あるあるらしいです。

機場東駅は深圳宝安国際空港のA、Bターミナルビルへの交通アクセスとして計画されたが、2013年11月28日から新ターミナルビルへ移動になったことにより、A、Bターミナルビルは供用を停止した。しかし、この駅は「機場東」の駅名を依然として使用しているため、空港の最寄り駅と誤認する乗客が生じる原因になっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%A0%B4%E6%9D%B1%E9%A7%85

新ターミナルへどうやって行けばいいか現地の人に話しかけるが、何を言っているかわからず。何人かにジェスチャーやスマホの画面を見せたりして伝えると、親切な警備員の方が、バス乗り場まで案内してくれた。マジで感謝!!

バスに乗って、なんとか、新ターミナルにギリギリ到着し搭乗することができました。

まとめ

3泊4日の旅でしたが、深セン熱がすごかったですね。目当てのコワーキングスペースは、ちゃんとした運営を見ることができず残念でしたが、それ以外で得られるものはとても多かった気がします。とにかく中国の経済発展のスピード感や合理主義的な感じで良い意味で日本の常識で仕事してたら勝てないよなーって思いました。

また時間を作って、海外のコワーキングスペースの調査をしていきたいと思います!

Editor:saku
Web系企業に勤めているエンジニアです。働き方改革やコワーキングスペースに関心があります。他に関心があるものは、ネコ、アニメ、酒、プログラミング、スタートアップなど。

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